今日は尾籠な話をさせていただきます。でも、体験したことのない方には、貴重な知識だと思い、パソコンに向かっております。
さて、幸い私はずっと健康でございまして、歯と風邪以外は病気に罹ったことはございません(歯は部分入れ歯です)。そりゃ、便秘にはなったことはありますが、何とか浣腸のお世話にはならず、いつしか55歳になっておりました。でも心の中では『いつか、イチジク浣腸とやらを体験してみよう!』とは思っておりました。
かくして今日という日を迎えたのですが、実はお昼にトイレに入っても出るものが出ないのでした。いろいろ努力をしたのですがダメでした。そのうち『ああ、これはいい機会だ。あれを体験してみよう!』と思い立ったのでございました。で、早速スーパーに行きましたが、どこに何があるのか分からず、店員もいませんでしたので、5分くらい探して、やっと見つけました。
三種類のメーカーのものがあり、私はブランド品である「イチジク浣腸」を選んだのでした。こういうところでブランドにこだわる心理は、病める者の心細い心理でしょうか?・・・いや、どうせ体験するなら、イチジクを!・・・と思ったのでした。これはどうせ海外旅行に行くなら、アメリカに・・・というのと同じ心理です。
私はイチジク浣腸の箱を取り、レジに向かおうとしたのですが、予想外に箱が小さいことに気づきました。箱をよく見ると、3~11歳用と書いてありました。なるほど・・・もう一度棚を調べると、3種類あり、「3歳未満用」「3~11歳用」「大人用」でした。
私は大人用と取替え、レジに向かいました。二個入りで198円でした。便秘の治療は一個100円なんですね。無難な値段かもしれませんね。
家に帰った私・・・浣腸の原理はいかに?と箱を読むと、どうやら、薬剤で便を溶かすらしいのです。これも納得です。
小さなラグビーボール状のものに、細長い挿入部が付いています。「その挿入部を肛門に差し込め」・・・と書いてあります。私はまず下半身だけ素っ裸になりました。そのあと、蓋を取り、風呂場で差し込もうと思いました。ですが、もう一度箱を読もうと思い、イチジク浣腸を洗面台に立てました・・・いや、立たなかったのです!見れば、立てるような構造にはなっておりません。そう。底が丸くなっているのです。私は「なぜ、立つようになっていないんだろう?」と疑問に思いました。
私は零れた液を雑巾で拭きながら、風呂場で言われたようにしました。すなわち「ゆっくりと液を注入しました」。ところが量がかなりありますから、なかなか全部入りません。「ま、いいか」と思い、途中で止め、箱の説明を思い出します。それによると、「注入後は3~10分で便意があるので、それまで待て。早まってはいけない」と書いてあります。私は直腸部に神経を集中して便意を待ちます。1分ほどでやってきました。でも「なるだけ、がまんせよ」と書いてありましたので、つらいけど、ぐっとがまんしました。「ああ、もうだめだ」・・・私はトイレに駆け込みました・・・案外効果はありました。スススーと出ました。でも、これは便が溶けたためなのか、それとも、すべりが良くなったためなのか、理由は判然とはいたしません。でも、一応、効果はあったということにいたしましょう。
ジーパンを穿き、後片付けをしました。掃除をしながら、先ほどの疑問が氷解しました。そう。イチジクが立つ構造にすると、液を中に入れづらいのです。形を考案した人は、この二律背反に悩んだ挙句、結局、効率性を優先したのでありました。う~ん。納得ですね。
でも十分に納得した後、風呂場のイチジクを確かめてみると、液の三分の一が残っておりました。私は一瞬、『取っておいて、後でまた使おうか』と思いました。ですが、やはり捨てるべきだと思いました。捨てた後、私はもう二度と使わないことを強く祈念いたしました。
注・・・繰り返しますが、イチジクの中身は薬剤なのです。ですから、病気によっては、使用する際に、注意をしないといけないそうでございます。
・・・恥を承知で拙文を書いてみましたが、皆々様、少しはお役に立ったでございましょうか?
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